建築への興味から、施工管理の道へ

私はもともと建築業界で働きたいと思い、建築系の学校に進みました。設計の仕事にも興味はありましたが、まずは建築現場のことを知らなくては、という思いで施工管理の道を志し、福屋工務店に入社しました。以前は新築とリフォームの両方に関わらせていただき、今はリフォーム工事専門の部署に所属しています。

設計士と現場をつないで、スムーズな工事を

リフォーム案件が決まり、営業担当とともにお客様のもとへ打ち合わせに行くところから私たちの仕事が始まります。そして営業担当がお客様にご提案した内容や見積書を確認し、工事の段取りを考えながら着工まで準備を進めます。間取りや各種設備をその建築の枠にどう納めるかを考えるのは、主に設計士が担当してくれますが、現場でしかわからないこともあるので、私たちが現場と設計士をつなぐ役割を果たします。お客様のご要望に対して、安全に、高い品質でお応えするためにはどうすべきかを、常に考えて行動しています。

リフォームならではの楽しさ、むずかしさと向き合って

リフォームは古い建物が生まれ変わっていく過程を見られるのが楽しいですね。お引き渡しの時に、お客様から「福屋に頼んでよかった」「想像以上の出来です！」といったお言葉をいただくのが何より嬉しいです。お客様の喜ぶ顔を一番近くで見れるのは施工管理職の特権ですね。一方で、リフォームは物件の表面だけ見ていてもわからないことが多く、想定外のことがよく起きるのがむずかしいところ。解体してみたら柱がシロアリに食べられてほとんどなくなっていた、という物件もありました。その時は驚きましたが、すぐに工事内容の変更をお客様にご提案し、喜んでいただけたことを覚えています。

周囲に助けてもらって乗り越えた壁

一番大変だったなと思うのは、入社5、6年目の時。大きい新築物件の工事と、担当していたリフォーム工事が重なり、うまく優先順位をつけられず何から取り掛かればよいのか分からなくなってしまいました。その時は、先輩が案件を引き継いでくださるなど、周囲の助けがあって乗り切ることができました。自分がそうやって助けられてきたので、今度は私が後輩を支える番。最近大変そうだなとか悩んでいそうだなと感じたら、できるだけ声をかけて話を聞くようにしています。

なんでも話せる雰囲気が魅力

入社してから今まで、いろんな経験を積んできたおかげで、お客様への提案力は成長したかなと思います。お客様のご要望にベストなご提案ができるように、自分で調べたり、先輩や業者の方にも積極的に質問するようにしています。当社は面倒見のいい人が多く、なんでも話せる雰囲気があるのがいいところ。それから働きやすさも魅力の一つです。実は私の妻も当社の社員で、今2度目の産休・育休に入っているのですが、育休を終えてもまた復帰できる環境が整っているのが、ありがたいですね。